HTMLは、文書の構造を説明するための手段でしかありませんでしたが、インターネットの普及とともに、ビジュアル的な要素が求められるようになりました。
そのため、デザインを重視するために本来のタグの使用法とか異なる使い方をするようになり、HTMLの記述はどんどん複雑となっていきました。
WWWの標準化を行っているW3C(World Wide Web Consortium)という非営利団体が、HTMLの協議決定を行っていますが、HTMLのバージョンアップだけではそれに対応しきれなくなってしまいました。
そこで、HTMLは従来どおりに文書構造の整理のみを行い、ページをデザインする技術としてCSS(Cascading
Style Sheets:カスケーディング・スタイルシート)というスクリプト言語を提唱しました。
CSSを使用すれば、テキストの行間指定が可能になったり、無条件でウィンドウ全体に敷き詰められる背景画像を制御できたりと、HTMLでは不可能だったことや、複雑なコードを記述しなければいけなかったものが簡単に指定できるようになります。
さらにCSSは、別ファイルに定義しておいて、必要に応じてHTMLから呼び出せるようになっており、作業効率もこれによって格段に上げることができます。
たとえば、10ページ分の文字色を変更しようと思ったとき、10ページのHTML文書の修正が必要でしたが、1つのCSSファイルだけを修正すれば10ページ全てに反映されるのです。
CSSを使用した場合のメリットは以下のものがあげられます。
- HTMLだけでは不可能だった表現が可能になる。
- デザインに関する設定をCSSファイルとしてまとめて記述できるので、1ファイルの修正で複数ページに反映できる。
- CSSファイルにデザイン関係の設定がまとめて出来るので、HTMLの記述が複雑にならず、認識率が向上して作業効率が上がる。
一口に「StyleSheet」といっても、実際には何種類かのスクリプト言語が存在します。
当サイトでは、CSSのことをStyleSheetとして記述しています。
現在、CSSの最新バージョンはレベル3になっていますが、上記のとおりHTMLよりは後発のスクリプト言語のため、対応しているブラウザやバージョンがまちまちなのが難点です。
CSSの実装は、InternetExplorerのほうがレベルが高く、Netscapeではバージョン6になって初めてCSSのレベル1が完全に対応されたという状態です。
したがって、当サイトで記述しているCSSもブラウザやバージョンによっては、正常に表示されないことがあります。